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パチスロ5号機が歩んだ道...そして。コラム

2015年末でいよいよ5.5号機時代の到来。AT機は2015年11月末で試験終了。今後、5.5号機はどのような時代を迎えるのか色々な憶測が飛びますが、まずは5号機の振り返りをしたいと思います。

パチスロ5号機が歩んだ道...そして。

5号機|初期

まだ4号機と同時に存在していた時代に訪れました。基本的にボーナスで増やすノーマルタイプ中心の機種構成で、設定が入っていなければ勝てませんでした。パチンコ店の設定を入れるクセと、高設定がどれくらいあるのかが丸分かりだった時期ですね。

当時の流行は、機種というよりも小役カウントでした。とにかくメイン小役の確率さえ数えていれば設定が分かる機種がいくつかあり、小役カウンターが大流行しました。特にパチスロ「新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に」がベルを数えるだけである程度設定推測が可能だったために、朝から全台埋まる程の大人気台となりました。

また告知系では「アイムジャグラー」と「ニューハナハナ」に固定客が集まりました。そして設定を入れなければすぐに店の設定状況が丸裸になってしまう為、おそらく4号機以上に高設定の台数が増えた時期でもあります。パチスロ時代でも珍しい、お客の方が強い時期だったのです。

この時代の難点は、誰かが高設定を掴むと昼からはもう誰もいないまま延々と高設定台だけ動いてしまったことです。いわゆる低設定だらけのホールが次々と苦戦をしいられ、優良店と呼ばれるホールもどうにも利益が出ない日々が続きました。

過渡期

ある程度の期間が過ぎると、新台は出玉の塊を作るためにRT(リプレイタイム)を搭載しました。これで当たったのが「リングにかけろ」で、RT終了後に上手くボーナスを繋げると大量獲得が望める機種だったのもあって大ヒットになりました。この台はボーナスのタイミング次第で低設定でもある程度出るので、ホールとしても初期よりは楽な経営になりました。

そして「2027」が登場し、この先の5号機を決定付ける事になります。RTに目押し場所を告知するART機呼ばれるタイプの先駆けとして、2027は登場しました。ボーナスを成立させずにRTと小役を続けて出玉を増やすシステムは革新的で、一撃出玉を望むユーザーが飛びついて大人気機種になりましたね。

さらにARTシステムが洗練され、満を持して登場したのが「交響詩篇エウレカセブン」です。押し順正解ベルと不正解ベルを組み合わせ、ARTを第三のボーナスとして今までの5号機にはなかった出玉感を演出したこの機種は、ホールの救世主になりました。

この頃の機種は設定はもちろんのこと、引きがなければ高設定でも負ける4号機に似た出玉推移でした。ホールはこのART機に力を入れ始め、4号機撤去で減らしたパチスロのシマを増やす店舗も増えました。

パチスロ5号機の進化

成熟期

認知と浸透を経て、やがて成熟した5号機に少し影がさしかかった時代、復活の火種となった「新鬼武者」の登場です。ARTを絡めて出玉を増やすのではなく、ARTのゲーム数を上乗せして延々とARTを続けることによって出玉を出すゲーム性が受け入れられ大ヒット、4号機ユーザーも出戻りし5号機史上一番の盛り上がりを見せました。

特徴的なのは何といっても万枚が夢ではなくなったことです。もちろん簡単に出るものではないのですが、引き次第ではそこまでいけるという希望がユーザーを集め、いわゆる鉄火場状態になりました。

そしてこれに喜んだホールとメーカーは、爆発力のあるART機を作り続けます。「北斗の拳」はボーナスを搭載しないARTのみで出玉を増やすタイプで、版権元の人気と合わせてこれまた大ヒット。続く「押忍!番長2」で完全に4号機ユーザーを取り戻し、パチスロ完全復活の流れになりました。この頃の機種は、設定より引きが重要で、プレミア役を引けるかどうかが勝負でした。ゆえに低設定でも稼動した為、ホール側も大喜びの時代だったのではないでしょうか。

イベント終焉

しかしこれに対して良いイメージを所轄及び警察はもたなかったのではないでしょうか。(正確には警察庁の通達)そもそも4号機の爆発性に歯止めを掛ける為に5号機の時代になったというのに、また万枚の夢を見るユーザーが続出。そこで警察は今まで黙認していたパチンコ店のイベントを全面禁止する通達を出しました。(それ以外にも主因はありますが。)正確には元々イベントを認めていた訳ではなく、営業努力の範囲内としてイベントを見逃していた……というのが実情でしょうか。

このイベント禁止というストッパーは、最盛期を迎えた5号機フィーバーを一気に終わらせました。イベント機種を告知できない営業は、『ユーザーが粘らない→出玉が出ない→打たない』という悪循環に陥り、もうどうにもならない状態になってしまいました。

パチスロ5号機への規制

後期

集客手段が新台入替しかないと舵を切ったホールと、低設定でも引ければ大爆発する台の開発が進んだ結果、4号機終焉の一つである「ミリオンゴッドシリーズ」が再び登場しました。まさにGOD揃いが引けるかどうかのゲーム性で、一発逆転を望むユーザーがこの台に飛びついた……訳ではありませんでした。最早イベント禁止で居なくなったユーザーは戻ることをためらい、大ヒット機種が生まれなくなっていきます。

またARTに代わりAT機が登場し、さらに出玉性能がアップしました。しかし出玉性能ギリギリを常に挑んだ開発をした為に、開発したはいいが発売できないという機種が増加しました。ハイリスク機種を求めていないユーザーは更に離れ、ノーマル機は「ジャグラーシリーズ」と「ハナハナシリーズ」以外設置がないという状態にまで発展しました。そして新鬼武者時代の半分以下のユーザー数になり、20スロと5スロのユーザー数が逆転します。復活したかに見えた5号機は、完全に勢いを止めてしまいました。

現在、そしてこれから

ノーマルタイプを望むユーザーのために、「ハナビ」が登場しました。これがプチヒットとなり、4号機初期に打っていたユーザーが少し戻ってきています。しかし爆発機とノーマル機の比率が相変わらず『7:3』程度なので、大ブームとまではいかないようです。が、現在の爆発AT機は2015年で発売不可能になるので、ここからはまたノーマルが増える時代になると思っています。

もしかしたらユーザーが爆発機を求めたわけではなくホールが爆発機を欲しがったのかもしれません。しかしそれは爆発機ユーザー以外を蹴落としてしまい、低貸しの需要をますます増やす結果になりました。これは時代の流れなので、これからも低貸しが増えていくかもしれません。5.5号機の到来後、何が起こるかは想像の範囲内でしかありませんが、『メーカー、ホール、ユーザー』がどのような変化を見せるのか……これからのパチスロ時代をまたいつか振り返りたいと思います。

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