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裏物パチスロとはどういったものなのか。コラム

裏モノは多種多様なバリエーションがあるのですが、共通点は大量出玉を出すための改造機だという点ですね。通常ではありえない出玉を演出するために大連荘を仕込み、ギャンブル好きのユーザーにとてつもない支持を受けました。

裏物パチスロとはどういったものなのか。

裏物パチスロが存在した当時の時代背景

当然「裏モノ」といえば禁止であり即撤去対象なのですが、当時は色々と緩かった時代でした。根回しをしている一部ホールでは、警察の検査の日だけノーマル機に戻す、つまり事前に検査日を知っていてお互いが黙認という形で裏モノを許容していたパターンもあったようです。現在のように「不正規→通報→即撤去+営業停止等」ということはほぼ無く、分かっている上で見逃されていたというのもあったようです。

またユーザーも裏モノが大歓迎だった為に、裏モノ設置店というのは最高の宣伝効果でした。基本出る為の改造でしたが、負ける額も凄まじいものがありました、しかし裏モノの魅力である爆裂度が半端ないため、勝つ額はそれ以上に大きかったのです。地域によっては一切許可されない所もあったために、裏モノがあるというだけで県外から遠征するユーザーも珍しくなかったのです。ここは温度差が激しく、実際の所担当者がパチンコ店に寛容かどうかが決め手だったとも言えます。

当時のパチスロ雑誌は普通に裏モノ特集を組んでいました。近隣の裏モノ設置店はここだ!等と紹介している事もあり、裏モノが違法だと知らないまま打っていた方も多かったかもしれません。

裏物パチスロが置いてあるホール

誰しも裏モノに触っていたかというと、当時30代以上の方でないと中々打てなかったのではないでしょうか。裏モノを打つ資金もそうなのですが、それ以上にあの裏モノのシマの雰囲気は不良程度の少年が飛び込んでいくにはちょっと怖すぎましたw

打っているのは明らかに強面か独特のオーラをかもしだす方ばかりで...そんな人達が朝イチの台の取り合いで目を光らせてるんです。時には揉めてしまう事もあったようで、店員が仲裁に入るというか、もうお団子状態で一緒にお店を飛び出す光景もあった時代ですね。腕っぷしの良い店員さんも沢山いたような……。

裏物パチスロが置いてあるホール

主要な裏物パチスロの特徴

基本的に裏モノはAタイプと呼ばれるボーナスで増やす機種に多くみられました。その中でも裏モノの代名詞と言われたのが「沖スロ」で、地域によってはむしろ普通の沖スロが無いと言われる程の裏モノ蔓延ぶりで、数々のverが存在しました。

  • ・スイカver(スイカを契機にボーナス)
  • ・チェリーver(チェリーを契機にボーナス
  • ・32Gver(ボーナス後状態に入っていれば、32G以内に必ず連荘)
  • ・GODver(G-ZONEを疑似的に真似たverで、5G以内にほぼ連荘、抜けても多少チャンス)

おそらく一番多かったのが32Gverで、一回状態(高確率)に入っていれば果たして何連するやら想像もできないという強烈な連荘verでした。基本連荘で出てくるボーナスはBIGだったので、一撃5000枚クラスも全く不思議ではない大量出玉を出していました。ただしコイン持ちはリプレイ以外の役などほぼ成立しないといってもいいくらいで、千円札の消えるスピードもまたとんでもない代物でした。10万入れて15万出すのが当たり前のような機械だったので、金銭感覚がどうかしちゃいますね。

また沖スロ以外にも裏モノは沢山あったのですが、沖スロに比べると何故か出玉性能が弱めでした。とてつもないverもあったにはあったのですが、基本的に当時のAタイプは裏モノにしなくても6にすれば結構な出玉になったので、5000枚クラスは通常機でも十分可能性があったのです。

当時は裏モノといっても、どんなverかによって出玉性能が全く違ったので、「激しい裏」と「穏やかな裏」は共存していました。激しいのは20000枚クラスも可能でしたが、20万円負けも十分あり得たので誰でも打てるわけではなかったのです。100G以内で何連かする穏やかな裏モノも、それはそれで支持されていました。

主要な裏物パチスロの特徴

5号機時代の到来を期に消えた裏物パチスロ

裏モノ自体は、5号機でパチスロ規制が厳しくなる少し前くらいにほぼ無くなりました。この頃は警察があまりの出玉性能に怒っていたために、不正機を見逃さなくなったのです。ギャンブルに熱狂していた時代が終わると同時に、裏モノは姿を消しました。

極一部の地域では、5号機でも「ジャグラーシリーズ」「ハナハナシリーズ」「エヴァシリーズ」などの裏モノが存在していた時期もありましたが、誰かが通報すれば終わってしまうので長くは持ちませんでした。また裏モノとは名ばかりで、出る為の改造ではなく出さない為の改造機等も噂に上がった為に、お客も歓迎しませんでした。

今は店舗がエラーや不正の揉め事があっただけでインターネットに載ってしまう時代なので、裏モノなど存在できる余地はありません。当時の裏モノを再現したのが「沖ドキ」で、パチスロ不況のこの時代では中々の人気を得ています。しかしAT規制の波に飲まれて、近い内に撤去が決まっていますね。

現在はコレクターの間で楽しまれている

今でこそ裏モノを打つ機会がなくなりましたが、未だ当時稼働していたパチスロ台も中古市場に残っています。当時を懐かしく思い浸ってみたり、コレクターや知識豊富なコアユーザーが楽しむのもあって流通しています。とは言え、そもそも残っている母数が少ないため、いわゆるレア化しているのもあって、少々値段も張りますがそれだけの価値があるとも言えるでしょう。

今後もレアなパチスロ台が入れば告知していきますので、お立ち寄りの際はぜひチェックしていってくださいね。
レア台(中古スロット)

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